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TextProtector for Windows Ver1.1
ユーザーズガイド
Powered by FREEDOM SOFT 2003.01.13

0.もくじ
 
1.はじめに
2.使用条件
3.インストール
  3.1 自分の公開鍵の設定
4.アンインストール
5.使い方
  5.1 公開鍵作成
  5.2 テキスト暗号化
  5.3 デジタル署名
  5.4 デジタル署名付きテキスト暗号化処理
  5.3 テキスト復号化
  5.4 デジタル署名の検証
6.エラー時の原因と対処
  6.1 共通
  6.2 公開鍵作成時のエラー
  6.3 テキスト暗号化時のエラー
  6.3 デジタル署名時のエラー
  6.4 テキスト復号化時のエラー
  6.5 デジタル署名の検証時のエラー

7.サポート
8.謝辞
9.開発環境
 
 
  

1.はじめに
 このソフトは、TP-WEB3と互換性を持つ公開鍵暗号に対応した暗号ソフトです。
 自分の公開鍵を間単に作成し、相手に安全に暗号文を送付する事ができます。
 このソフトで、公開鍵暗号技術をより身近に感じていただければ幸いです。
 なお、このソフトは、試験的に作成した物で、今後、機能を強化を行う予定です。ぜひ、みなさまのご意見とご感想をお聞かせ願えればうれしく思います。
 また、このプログラムはTP-WEB3と互換性を持っております。
 ブラウザで暗号化するのではなく、本プログラムで暗号化した文章は、ブラウザから利用できる、TP-WEB3で復号化する事ができます。もちろん、その逆も可能です。
 ぜひ、幅広い場で、TP-WEB3、TP-WINが利用されることを期待しています。
 さらに、本ソフトで利用している公開鍵暗号化ライブラリFSCRYP32.DLLは、開発者向けに公開しております。もし、興味のある方は、FREEDOM SOFT の開発者向けページをごらんになってください。
 
 
 


2.使用条件
 本ソフトを利用するに当たって、以下の使用条件に同意していただく必要がございます。
(1)免責
 本ソフトを利用して得られる全ての結果において、FreedomSoftは一切責任を負いません。また、技術的に問題が確認された場合も、FreedomSoftは説明する義務を一切持ちません。ただし、問題部分を修正する義務は放棄しません。
 
(2)著作権
 本ソフトの著作権はFreedomSoftが所持しております。著作者に無断でソフトの一部または全体を改変し、著作権表記も変更する行為を禁止いたします。
  本ソフトの頒布は、自由に行っていただいて構いません。ただし、頒布するときは、FreedomSoftが提供する状態で頒布してください。また、不特定多数の人に対して公開する事は禁止します(WEB上での公開など)。
 
(3)フリーウェア
 本ソフトはフリーウェアです。そのため、利用に関して、FreedomSoftが使用料金を徴収する事は一切ございません。
 
(4)武器輸出等の規制
 本ソフトは公開鍵暗号技術及び共通鍵暗号技術を搭載しております。そのため、日本国外または日本国国権の範囲以外で本ソフトを利用する場合、戦略物資輸出等の規制に抵触する可能性があります。日本国外などでご利用される場合は、十分にご注意下さい。また、輸出などに関する関係する手続きなどを、FreedomSoftが代行したりする事は一切できませんので、予めご了承下さい。
 
 
 


3.インストール
 このソフトにはインストーラーが付いておりません。
 このソフトには以下のファイルが含まれております。
(1)TWEBWIN.EXE(TP-WIN本体です)
(2)FSCRYP32.DLL(暗号化ライブラリ)
(3)HELP.HTM(このファイルです)
(4)PUBLICKEY.TXT(自分の公開鍵が保存されているファイルです)
 これらのファイルの中で、(1)と(2)さえあれば、インストール無しで動作します。
 例えば、フロッピーディスクにこの2つのファイルを入れておいて、学校や職場のパソコンで起動させて利用する事ができます。
 
3.1 自分の公開鍵の設定
 デジタル署名、デジタル署名付き暗号処理を行う場合、自分の公開鍵をプログラムに予め設定する必要があります。
 操作により自分の公開鍵を作成するか、TP-WEB3で自分の公開鍵を作成した後、同一フォルダにある「publickey.txt」ファイルに自分の公開鍵を保存してください。

 この操作を行わないと、デジタル署名処理、及び、デジタル署名付き暗号化処理を行うことが出来ませんのでご注意下さい。
 

4.アンインストール
 このソフトにはアンインストーラーがついておりません。
 このソフトは、設定情報をレジストリ、iniファイルなどに一切記録しませんので、アンインストールはファイルを削除するだけで完了します。
 
 
 


5.使い方
 このソフトの使い方は5つしかありません。
 公開鍵の作成、テキストの暗号化、デジタル署名の作成、テキストの復号化、そして、デジタル署名の検証の5つです。
 
 


5.1 公開鍵の作成
 公開鍵を作成します。
 公開鍵を作成するには、メイン画面で「公開鍵の作成」をクリックしてください。
 
暗号強度:
 公開鍵の暗号強度を設定します。
 暗号強度が大きければ大きいほど、設定できる秘密鍵の文字数は増加していきます。それに伴って、公開鍵から秘密鍵を求めるまで時間がかかります。
 
 なお、TextProtectorのWEB版(TP-WEB3)と互換性を保ためには、96ビットか128ビットまたは196ビットを選択してください。
 256ビット以上を選択すると、公開鍵暗号としては全く問題が無いレベルになりますが、処理に時間がかかりますので注意してください。また、TP-WEB3で利用する事ができません。
 
秘密鍵:
 秘密鍵には、自由な文字列を設定する事ができます。
 しかしながら、限られた文字数の中から任意の秘密鍵を設定するので、英単語やその他、推測されやすい文字を設定しないようにしてください。
 
 確認のため上下2つに同じ秘密鍵を設定してください。
 
公開鍵の作成:
 秘密鍵の設定が完了したら、「公開鍵作成」のボタンをクリックしてください。
 確認のメッセージが出てきます。
 「はい」をクリックすると、処理を開始します。
 
 なお、処理にはしばらく時間がかかることがあります。
 処理が完了しますと、処理が完了したというメッセージが登場します。
 処理結果は、クリップボードに保存されています。
 そのまま、メールやWebページなどに貼り付けても問題はございません。
 
 


5.2 テキストの暗号化
 テキストの暗号化には2つのモードが存在します。
 1つのモードは、公開鍵を用いた安全なテキスト暗号処理で、暗号文を送りたい相手の公開鍵を入手する必要があります。
 もう1つのモードは、共通鍵を用いた暗号モードです。通常の暗号ソフトと同様にして、パスワードを入力して暗号化する方法です。
 
公開鍵方式:
 公開鍵を用いた暗号方法です。
 暗号文を送る相手と鍵を共有する必要が無いので、非常に安全な方法と言えます。
 まず、「公開鍵方式」が選択されているか確認してください。
 公開鍵方式の所に相手の公開鍵を貼り付けてください。
 これで、公開鍵の設定は完了です。
 文章の入力へ進んでください。
 
共通鍵方式:
 パスワードを設定します。
 上下2つに同じパスワードを入力してください。
 入力が完了したら、文章の入力へ進んでください。
 
文章を入力:
 相手に送りたい文章を入力してください。
 なお、文章を入力する所は、何らエディタ機能は付いていませんので、メモ帳や高度なエディタなどで文章を作成し、貼り付ける方法を採ると便利です。
 
暗号化開始:
 文章の入力が完了したら、「暗号化開始」のボタンをクリックしてください。
 確認のメッセージが登場しますので、「はい」をクリックすると、暗号化処理を開始します。
 処理結果は、クリップボードにコピーされます。
 メールなどに貼り付けてください。

 

5.3 デジタル署名
 文章作成者の特定と、文章が途中で改ざん(書き換えられていない)されていないことを証明する手段の一つに「デジタル署名」という技術があります。
 このプログラムでは、文章の作成者と途中で改ざんされていない事を証明できる文章を作成することができます。

 デジタル署名を行うためには、自分の公開鍵をプログラムに登録しておく必要があります。
 登録方法については、3.1 公開鍵のインストールを参照してください。
 
署名する文章を入力:
 デジタル署名を施したい文章を入力してください。
 
秘密鍵の入力:
 秘密鍵を入力します。
 この秘密鍵は、予め登録されている公開鍵のものとなります。
 
署名処理開始:
 文章と秘密鍵を入力した後、「署名処理開始」のボタンをクリックしてください。
 確認のメッセージが登場しますので、「はい」をクリックすると、署名処理が開始します。
 処理結果は、クリップボードにコピーされます。
 メールなどに貼り付けてください。 
 

5.4 デジタル署名付き暗号化処理
 デジタル署名処理と暗号化処理を行います。
 作業手順としては、まず、デジタル署名を施した後、テキスト暗号化処理を行う形とをとります。

署名する文章を入力:
 デジタル署名を施したい文章を入力してください。
 
秘密鍵の入力:
 秘密鍵を入力します。
 この秘密鍵は、予め登録されている公開鍵のものとなります。
 
署名処理開始:
 文章と秘密鍵を入力した後、「署名処理開始」のボタンをクリックしてください。
 確認のメッセージが登場しますので、「はい」をクリックすると、署名処理が開始します。
 デジタル署名の処理が完了すると、署名処理が完了した事と、暗号化処理を行う画面へ移動する事を告げるメッセージが登場しますので、「OK」ボタンをクリックしてください。
 
暗号化処理の際:
 暗号化処理は、5.2で説明した暗号化処理方法と全く同じです。
 ただし、文章を入力の欄が操作できないようになっています。
 これは、デジタル署名が施された後なので、文章を編集できないようにする必要があるためです。

 暗号化方式を選択し、必要な情報を入力した後に、「暗号化処理開始」のボタンをクリックしてください。
 処理結果は、クリップボードにコピーされます。
 メールなどに貼り付けてください。 


5.5 テキストの復号化
 相手から送られてきた暗号文を復号化します。
 暗号化するときに2つのモードがありましたが、プログラムは自動的にどちらのモードで暗号化されたのかを識別します。よって、必要な操作は、秘密鍵またはパスワードを入力するだけです。
 
暗号文入力:
 相手から送られてきた暗号文を入力します。
 なお、暗号文は、前後に不要な文字が含まれていても問題なく復号化します。
 
秘密鍵入力:
 あなたの公開鍵の秘密鍵、または、パスワードを入力してください。
 
復号化開始:
 秘密鍵(パスワード)の入力が完了したら、「復号化開始」のボタンをクリックしてください。
 確認のメッセージが登場しますので、「はい」をクリックすると、復号化処理を開始します。
 処理結果はクリップボードにコピーされます。
 内容を見る場合は、メモ帳などを起動させて、貼り付けてご覧になってください。 

※デジタル署名が行われた文章を復号化した場合
 復号化した文章の中にデジタル署名が含まれていると、プログラムはデジタル署名の検証を行うかどうかを確認してきます。
 「はい」をクリックすると、デジタル署名の検証画面へ移ります。
 その時の操作方法については、デジタル署名の検証をご覧下さい。 
 

5.6 デジタル署名の検証
 デジタル署名を検証します。
 このデジタル署名を検証することによって、公開鍵の持ち主が文章を作成し、その文章が途中で改ざんされていない事を証明することが出来ます。

署名済みの文章を入力:
 デジタル署名が施されている文章を入力します。 
署名者の公開鍵入力:
 署名者の公開鍵を入力します。
 もし、ここで署名者と違う公開鍵を入力すると、署名の検証に失敗しますので、注意して下さい。
検証処理開始:
 文章と公開鍵を入力した後、「検証処理開始」のボタンをクリックしてください。
 確認のメッセージが登場しますので、「はい」をクリックすると、検証処理が開始します。

 デジタル署名の検証結果が正当であると、正当であった事を告げるメッセージが表示されます。
 そして、正当であると判定した文章をクリップボードへコピーします。
 


6.エラー発生の原因と対処方法
 エラーが発生したときは、FREEDOM SOFT へお問い合わせする前に、こちらをご覧になって対処してください。
 
 

6.1 全処理共通
FSCRYP32.DLLが見つからない
 このエラーは、インストールフォルダに「FSCRYP32.DLL」が存在しない場合に発生します。ファイルを移動する際に、FSCRYP32.DLLが含まれなかったと考えられます。
 なお、Windowsの設定で、DLLファイルなどのシステムファイルが見えない状態担っている場合があります。このような場合は、DLLファイルなどのシステムファイルが見える状態にするか、解凍したときに作成されたフォルダ丸ごとコピー(移動)する必要があります。
処理を開始した後、フリーズした!
 1024ビットの公開鍵を作成したり、1024ビットの公開鍵で暗号化、復号化しようとした場合、処理に時間がかかる事があります。その時、プログラムは数値演算を繰り返しております。
 そのため、プログラムがユーザーの操作を受け付けていないように見えることがあります。
 比較的スペックの低いマシン(クロック周波数200MHz以下)は、大きくても512ビットを選択してください。また、公開鍵の送り主に512ビット以下の公開鍵を作成するように依頼してみてください。
 
 

6.2 公開鍵作成時
 項目無し。



6.3 暗号化処理時
公開鍵が不正です
 公開鍵が正確な物ではありません。
 正確な公開鍵を貼り付けてください。
 なお、共通鍵モードで利用される場合は、「共通鍵方式」の所を選択するようにしてください。
 
 

6.4 デジタル署名時
公開鍵ファイルが設定されていません。
 公開鍵ファイル(publickey.txt)に公開鍵が設定されていません。
 こちらの手順であなたの公開鍵を設定してください。


6.5 復号化処理時
暗号文を識別できません
 正確な暗号文が貼り付けられていません。または、暗号文ではない文章が貼り付けられている可能性があります。
 相手から送られてきた正確な暗号文を貼り付けてください。
 なお、暗号文の前後に不要な文字などが含まれていた場合は、問題なく暗号文を識別することができます。
認証に失敗しました
 入力した秘密鍵(パスワード)が正確な物ではないため、処理を中止しました。
 正確な秘密鍵(パスワード)を入力してください。

6.6 デジタル署名の検証時
デジタル署名の書式が不正です。
 デジタル署名の書式が不正のため、検証処理が行えなかったエラーです。
 相手から送られてきたデジタル署名の文章をもう一度貼り付け直してください。
デジタル署名の検証に失敗しました。
 プログラムは、署名者の公開鍵を用いて文章の正当性を検証しましたが、署名者が作成した文章ではない、または、署名時と内容が一致していないと判定した事を意味しています。
 可能性としては、検証に用いられた公開鍵が他人のものであったりする可能性も否定できないため、もう一度、署名された文章、及び、署名者の公開鍵を貼り付け直してください。
 


7.サポート
 本ソフトのサポートは、メールにて受け付けております。
 また、最新情報は、FREEDOM SOFT のWebページで公開しております。
メール:info@freedomsoft.net
URL   :http://www.freedomsoft.net/
 なお、ユーザー登録を行いますと、最新情報を配信させていただきます。
 配信頻度は、月に1回程度です。
 
 不具合の報告・感想・意見は大歓迎です。
 特に、感想・意見はとてもうれしく思います。こうしたメールは開発の原動力になりますので、お気軽にメールをお送り下さい。
 
 
 



8.謝辞
 このソフトの公開に当たっては、以下の方々のご協力をいただきました。
 
FSCRYP32.DLL
多倍長整数ライブラリTKIntegerを開発された、高橋一男さん。
多倍長整数演算のプログラムを開発された、奈良大学の浅井さん。
以上の方は、公開鍵暗号化ライブラリでお世話になりました。
 
その他ご意見をいただいた方
・Ryouhei
・High_Busy Claft Kazutomo Yonehara
・Karlis Blumentals (Latvia)

ありがとうございました。
 
 
 



9.開発環境
Windows2000
PentiumII 333MHz
RAM 128MB
VisualC++6.0 EnterpriseEdition Service Pack4
VisualBasic6.0 EnterpriseEdition Service Pack4
苦労した部分:
 Perlの倍精度浮動小数点演算(実数演算)と、VisualC++との間での演算結果が異なるので、その差をいかに無くすかが問題でした。その問題を解決するために、少々時間がかかりました。処理速度を犠牲にしましたが、Perlと互換性を持たせる事に成功しました。